キョべ屋縁起
響瓶雑記集
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kyobei
イラストレーター、DJ ヨシダキョウベイ[Kyobei]/大阪芸術大学美術学科中退/伊勢志摩マニア お仕事のご依頼は kyobeya@gmail.com まで。
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2011年1月4日火曜日
詩心
詩は芸術全般における種子のようなもので、詩心のない歌や絵や映画はない。詩の不在を謳った作品でも、無機を装った有機のように詩を否定した詩が根底にある。
詩という核を持たない芸術はタダの筆跡か空気の波か残像である。イメージは起これども育ちはしない。種子が失われているのだから。
詩心のある人なら、ただの断片を見つけてもそこから何かを想起し、別の物を生み出せる。いい料理人は素材をおいしく仕上げるだけでなく、やはり食べた者をイメージの彼方へと連れて行ってくれる。その素敵なシェフが料理に“詩”をまぶしてあるからだ。
タダの腹の満たし物に終わるか芸術作品にするかはシェフの“詩心”次第である。
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